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【産後うつ対策】医療職種である夫が行った5つのこと

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2児の子育て真っ最中のへいパパです。

姉妹の育児、仕事と家事を両立しながら日々を楽しく過ごしています。

そんな私も長女が産まれた当初、妻が産後うつの危険にありました。

同じ失敗は繰り返さないようにするため、次女が産まれる時には対策を実践。

するとどうでしょう。

妻は毎日笑顔で過ごせるように。

知っていれば誰でも出来る内容ばかりです。

これから子どもが産まれるというパパはぜひ読んで、対策作りの参考にしてみて下さい。

今回は私が実際に行った『産後うつ対策』を5つ紹介します。

この記事でわかること
  • 産後うつに関する内容
  • 産後うつ対策として行ったこと
  • 対策したことによる効果
ママ
ママ
産後うつって聞くと不安だな

という人の不安を軽減出来るように、経験談を交えながら具体的に説明するのでご安心下さい。

へいパパ
へいパパ
あなたの不安を解決します

実際に行った具体的な経験談が知りたい方は、『02 パパが実践した産後うつの対策』を目次から選択して下さい。

そもそも産後うつってどんな状態?

産後うつとは

産後に現れるうつ症状です。

妊娠により、女性の体ではたくさんの変化があります。

そのため産後は妊娠前の体に戻ろうとしてホルモンバランスが変化し、心身ともに不安定な状態になります。

産後うつは、産後女性の10~15%が発症するとされています。

産後3ヶ月頃までに抑うつ症状が表れ、2週間以上持続します。

産後うつになると、とても辛くなり、育児も困難な状態になります。

へいパパ
へいパパ
なんとかして避けたいですよね

産後うつに移行する可能性があるマタニティーブルーズとは

産後数日〜2週間頃に、下記のようなマタニティーブルーズの症状がみられるママも多くいます。

  • イライラする
  • 涙もろくなる
  • 自信がなくなる
  • 不眠になる
  • 傷つきやすくなる
  • 落ち着きがなくなる
  • どうしてよいか分からなくなる

日本産婦人科医会によると、マタニティブルーズは産後女性の30〜50%が経験するとされています。

マタニティーブルーズの症状は数週間で治まりますが、長引くことで産後うつへと移行するケースもあります。

産後うつにはどんな症状があるの?

産後うつは、出産後に起こる心の状態の一つで、一般的には以下のような症状が現れます

  • 疲れや倦怠感

赤ちゃんのお世話や睡眠不足が原因となり、常に疲れや倦怠感を感じる。

  • 気分の落ち込みや悲しみ

出産後に感じる幸せや喜びがなくなり、悲しい気持ちが続く。

  • 無気力感や興味の喪失

日常生活に対する興味や、やる気がなくなる。

何もする気力が湧かなくなるない。

  • 睡眠の障害

夜間の睡眠が浅くなることや、眠れなくなる。

  • 食欲の変化

食欲がなくなる。

逆に食べ過ぎたりする。

これらの症状が続く場合は、産後うつの可能性があります。

家族や医師と話し合い、専門家の指導を受けることが大切になります。

 

産後うつになりやすい人っている?

誰にでも起こりうる症状ですが、特に下記に示すような方は発症のリスクが高いと言われています。

  • 完璧主義
  • 責任感が強く、真面目
  • 助けを求められる人、相談できる人がいない
  • 家族関係に問題がある
  • マタニティーブルーズを経験した
  • 過去に精神的な疾患があった

「母親だから何でもやらないと」「みんなやってるから、これくらい当たり前」など、自分自身を追い込んでしまう方は要注意です。上手くいかないことがあると、自己嫌悪になり、自分を責め続ける悪循環から抜け出しにくくなる可能性があります。

へいパパ
へいパパ
今はSNSなどによりついつい、周りと比較してしまいますよね

相談する人がいない環境では、孤独感や自分で全て解決するしかないという不安が大きくなります。

このような特徴があっても必ずしも発症するわけではありません

しかし、こういったリスクが高くなることを知っておくことで、対策をしやすくなります。

産後うつって原因があるの?

大きく分けて2つあると言われています。

  • 育児に対する不安や環境の変化によるストレス

育児は手さぐりなので、不安を抱きやすいです。

特に第1子だと知らないことばかり、毎日が新しいことの連続。

へいパパ
へいパパ
妻も「今息してる?」「これで大丈夫なのかな」と言った不安を多く言ってました

パートナーや親など周囲のサポートがあれば不安や悩みを相談出来ます。

しかし、ワンオペ育児などで誰にも頼れない状況では不安やストレスが溜まってしまいます。

  • 慣れない育児で身体に大きな負担がかかる

寝かしつける、オムツを替えるなど、いつも忙しいため疲労が溜まりやすい。

特に新生児は3~4時間おきに授乳が必要で、睡眠不足になりやすくなるため、疲労が溜まりやすいです。

身体が疲れることで、精神的にも落ち込みやすくなり、うつ症状が出てくるリスクも高くなります。

産後うつのチェックリスト

産後うつの症状があるかどうかを調べる方法があります。

エジンバラ産後うつ病質問票」というものです。

下記に質問リストがあるので、過去7日間に感じたことに最も近い答えを選んでみてください。

10項目に答えたら、選択した( )の中の数字を足してみましょう。

選択した回答の合計点数が9点以上の場合は、産後うつの可能性が高いといえます。

 

【エジンバラ産後うつ病質問票】

 

1. 笑うことができたし、物事のおもしろい面もわかった

(0)いつもと同様にできた

(1)あまりできなかった

(2)明らかにできなかった

(3)全くできなかった

 

2. 物事を楽しみにして待った

(0)いつもと同様にできた

(1)あまりできなかった

(2)明らかにできなかった

(3)全くできなかった

 

3. 物事がうまくいかないとき、自分を不必要に責めた

(3)はい、たいていそうだった

(2)はい、ときどきそうだった

(1)いいえ、あまりたびたびではなかった

(0)いいえ、全くなかった

 

4. はっきりした理由もないのに不安になったり、心配したりした

(0)いいえ、そうではなかった

(1)ほとんどそうではなかった

(2)はい、時々あった

(3)はい、しょっちゅうあった

 

5. はっきりした理由もないのに恐怖に襲われた

(3)はい、しょっちゅうあった

(2)はい、時々あった

(1)いいえ、めったになかった

(0)いいえ、全くなかった

 

6. することがたくさんあって大変だった

(3)はい、たいてい対処できなかった

(2)はい、いつものように対処できなかった

(1)いいえ、たいていうまく対処した

(0)いいえ、普段通りに対処した

 

7. 不幸せな気分なので、眠りにくかった

(3)はい、ほとんどいつもそうだった

(2)はい、時々そうだった

(1)いいえ、あまり度々ではなかった

(0)いいえ、全くなかった

 

8. 悲しくなったり、惨めになったりした

(3)はい、たいていそうだった

(2)はい、かなりしばしばそうだった

(1)いいえ、あまり度々ではなかった

(0)いいえ、全くそうではなかった

 

9. 不幸せな気分だったので、泣いていた

(3)はい、たいていそうだった

(2)はい、かなりしばしばそうだった

(1)ほんの時々あった

(0)いいえ、全くそうではなかった

 

10. 自分自身を傷つけるという考えが浮かんできた

(3)はい、かなりしばしばそうだった

(2)時々そうだった

(1)めったになかった

(0)全くなかった

産後うつかな?対処方法は?

「産後うつかもしれない…」と少しでも感じた場合どうすればいいの?

そんな不安を感じた時は、出産した産婦人科や心療内科、精神科を受診します。

ですが、「いきなり心療内科や精神科は敷居が高い」と感じる方は多いのではないでしょうか。

そんな場合は、お住まいの地域にある保健センターなどで相談しみましょう。

心を軽くする第一歩になります。

最近では女性専門や託児所付きの心療内科・オンライン診療を行っている病院も増えているので、ためらわずに受診してみてください。

心療内科や精神科などで産後うつと診断された場合は、治療が必要になります。

症状や本人の希望にあわせてカウンセリング、薬による治療が行われます。

心を落ち着かせる飲み薬が処方されることもあるため、医師の指示に従って正しく服用しましょう。

夫が実践した産後うつの対策とその効果

私が実際に行った対策の中で効果的だと感じたことを5つに厳選して紹介します。

私が行ったのは以下の通りです。

  • 産後うつについて情報収集
  • 育休を取得
  • たくさん話をする
  • 夜間対応をして妻は別室で寝る
  • 妻の1人時間を作る

1つずつ説明していきます。

産後うつについて情報収集

長女は里帰り出産でした。

そのため妻の実家に出産1ヶ月前から出産後2ヶ月の計3ヶ月間、妻は実家へ。

私は仕事もあったので自宅にいました。

新幹線を使う距離のため、2週間おきに妻の実家に行くという生活でした。

恥ずかしながら、長女の時は産後うつの知識もなく、妻の状況を全く把握出来ていませんでした。

妻が里帰りから戻り話をするなかで、里帰り中に辛くなっていたこと、不安になっていたこと、両親に強くあたることがあったことを聞きました。

こんな思いをさせてはいけない。

同じ過ちを繰り返さないため、次女が妊娠した時は産後うつについて調べました。

その時調べた内容が上記に書いた内容です。

産後うつについて知ることで、漠然とした不安は軽減され、予防するためにはどうするかを考え、対策をしていくことにしました。

3ヶ月の育休を取得

上記の通り産後うつの原因を大きく分類すると

  • 妻の負担が多い
  • 妻の不安が強い

ということがあります。

つまりこれらを解消することで予防に繋がります。

へいパパ
へいパパ
妻の負担を減らし、不安を軽減させるためにはどうすればいいでしょうか

色々な方法が思いついたのですが、仕事をしている状況だと、私自身も潰れてしまうのでは?と思いました。

必然的に育休が頭に浮かびました。

次女が産まれた2022年はちょうど男性の育休取得が話題になりました。

育休に関わる育児・介護休業法も改定され、出生時育児休業(産後パパ育休)の創設や、育児休業の分割取得などが可能になった時期です。

職場で取得する人はまだまだ少ない状況でしたが、上司に相談し取得することができました。

育休を取得し、妻の負担や不安を減らす環境を整えました

へいパパ
へいパパ
環境を整えることは、自分自身の身体や心を守るために、とても大切ですね

たくさん話をする

へいパパ
へいパパ
たくさん話をしましょう

すぐに始められて、単純な行動ですが効果は絶大です。

話をすることで1人で溜めこまず、はき出すことが可能になります。

へいパパ
へいパパ
人に話すことで頭の中が整理されスッキリする経験は皆さんもありますよね

ここで話をする時のポイントをご紹介します。

  • 話を一方的にする
  • 相手の言ったことに対して  アドバイスをする/評価する

人は話をすることでストレスの軽減や頭の整理ができます。

話すことが大好きな方はぜひ、『聴く』ということを覚えておいて下さい。

ここで、理学療法士として日々患者さんの話を聴いている私が実践する『傾聴』(耳を傾けよく聴くこと)のポイントを簡単にご紹介します

例:

 

ママ
ママ
寝かしつけが上手くいかない

 

へいパパ
へいパパ
こうすると、すぐに寝るみたいだよ
へいパパ
へいパパ
寝かしつけの方法が悪いんじゃない

これが悪い例で紹介した、良かれと思ってするアドバイスや、評価。

特に否定する言葉は最悪です。

アドバイスをすることで、否定されている気持ちになったりもします。

上の内容だと、

  • 寝かしつけの方法も知らないの?
  • 自分で解決できないの?

全くそんな気持ちがなくても受けとる側はそのように感じることがあります。

では、どうすれば良かったのでしょうか?

ママ
ママ
寝かしつけが上手くいかない
へいパパ
へいパパ
寝かしつけが上手くいかないんだね。

まずは、妻の言葉を受け止めます。

すると、

ママ
ママ
なんかいい方法はないかな?

このようにアドバイスを求めるような疑問が出てきたタイミングで先ほどのようなアドバイスを行います。

ママ
ママ
・・・

妻から特に次の言葉がない時は

へいパパ
へいパパ
最近寝れてなさそうだね。体調は大丈夫?

寝かしつけが上手くいかないことで起こることを想像し、質問してみましょう。

妻から別の話があれば、とにかく受け止め続けます

心構えはキャッチャーです。

受け止め続けることで、心がスッキリしたり、頭の整理がされてくるでしょう。

男性は相談を通して解決を求めやすく、女性は相談を通して共感を求めます

あくまでも傾向ですが、男性と女性ではそのような違いがあるのだと知っていることで対応できますね。

夜間対応をして妻は別室で寝る

産後うつが発症する時期は、睡眠不足になりやすいです。

授乳の間隔が短いことや、赤ちゃんのことが気になり神経が過敏になっているからです。

そのため睡眠がとっても大切になります。

わが家では長女が赤ちゃん返りにより、妻と一緒に寝たいと言っていました。

なので完全に妻1人で寝ることはありませんでした。

しかし、長女は夜間起きることなく寝てくれたので、妻もよく寝れたようです。

夜間の授乳はどうしたの?

こんな疑問を持つ方もいるでしょう。

  • 日中に搾乳をして冷凍したのを温める
  • 粉ミルクを作る
  • ミルク缶を使用する

今は色々な方法で対応できます。

人によって「こうしたい!」という部分があるため、パトーナーと事前に話しておくことをオススメします。

また、子どもによって粉ミルクだと飲まないというような個性もあります。

次女はまさに粉ミルクを飲みませんでした。

私は育休だったので、夜間対応しても生活に支障なく過ごせました。

しかし、働いていると日中に支障がありそうだなと思います。

そういった場合は、休日などに昼寝をしてもらうのも、1つの方法だと思います。

妻の1人時間を作る

常に子どもと一緒にいることがストレスや負担になることがあるので、それを解消するためです。

ポイントになるのは、子どもの対応をしっかりしてもらえるという安心をパトーナーにもってもらうことが大切になります。

そのため赤ちゃん用品の置き場所がわからない、どう対応していいかわからないというようなことが起きないように日々育児をしましょう。

実際に外出した妻はリフレッシュ出来たようで、笑顔がとても増えました。

しかし、子どもと離れるのが心配という方や子どもが気になるということもあります。

パトーナーと話をして、リフレッシュになることを出来ることが最善です。

へいパパ
へいパパ
妻も子どもが気になり、「子ども用品ばかり見ていた」とよく言っていました

まとめ:産後うつ対策は妻の負担をいかに減らせるのかが重要

  • 産後うつは身体的・精神的負担で発症しやすい
  • 産後うつの症状や解決策を知ることで、必要以上に不安になる必要はない
  • 妻の負担を減らすための環境作りや行動が重要

私が経験した内容かつ、こうあって欲しいという願いがありパパ向けに書いています。

しかし、色々な状況もあるためパパが対応できないこともあるかもしれません。

そんな時は妻に『がんばれ!』ではなく、他にサポートができる人がいないかなど、具体的に行動して探しましょう。

育児は大変ですが、やればやった分だけ終わってみれば、いい思い出になります

赤ちゃんが産まれたらどうするかを、この記事を参考に考えてみてください。

5歳と2歳姉妹のパパ
へいパパ
育休取得。 育児に関する書籍を7冊kindleにて出版。 理学療法士で整形外科勤務。 共働きをしながら休日はワンオペ育児を行っています(妻が土日勤務が多いため)。
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