sp日常の何気ない親の言葉が、子どもの自己肯定感を知らず知らずのうちに下げてしまうことがあります。
「どうしてできないの?」
「また失敗したね」
「あの子はできるのに」
これらの言葉が、子どもにどれほど深い影響を与えているかをご存知ですか?
心に残った言葉は、子ども自身の「自分ってダメなのかも」
というような否定的なセルフイメージを強化してしまいます。
しかし、これを「ポジティブな言葉」に変えるとどうでしょう?
子どもが前向きな気持ちで挑戦し、失敗も学びの一部と受け止められるようになっていきます。
本記事では、親が使いがちな「呪いの言葉」の具体例とその代わりに使いたい「子どもを励ます言葉」を紹介。
子どもの心にどう作用するのかを詳しく解説します。
今日から簡単に取り入れられる言葉がけのテクニックも盛りだくさん。
忙しい親でもすぐに実践できる具体例を交えながら、一緒に子どもが健やかに成長できる環境を作りましょう。
なぜ「呪いの言葉」が子どもの自己肯定感を下げるのか
子どもの自己肯定感とは何か?その重要性を知る
子どもの自己肯定感とは「自分は価値がある」と信じる力です。
これが育まれることで、自己成長や挑戦意欲が高まります。
将来の幸福度にも直結します。
自己肯定感が低い子どもは、失敗を恐れたり、周囲の評価ばかり気にしたりします。
そのため、自己肯定感を育む環境が重要です。
例えば、「何をしても上手くいかない」と感じる子どもがいます。
学校での人間関係や学業に対しても自信を持てなくなっていきます。
そのような時は親が日常で少しずつ肯定的な言葉をかけてみて下さい。
子どもの態度や表情が変わってくることがわかります。
親の言葉が子どもに与える心理的影響
言葉は子どもの自己イメージを形成します。
ポジティブな言葉は自信を育てます。
否定的な言葉はその逆です。
子どもは親の言葉を信じやすく、何度も繰り返される言葉ほど強く影響を受けます。
繰り返す言葉は何気なく使うことが多いので注意が必要です。
例えば、「なんでこんなこともできないの?」と言われ続けた子どもはどうでしょう。
「自分はダメだ」という認識を持つようになります。
一方で、「次は頑張ろうね」
このように言葉を変えると、励ましを受け取り再挑戦するきっかけに繋がります。
無意識に使ってしまう「呪いの言葉」の特徴
「呪いの言葉」は、親が無意識に発してしまいがちな否定的な言葉です。
忙しい日常の中で、つい感情に任せて言葉を発してしまうこともあります。
親も人間なので仕方がない部分も、もちろんあります。
しかし、これらの言葉が子どもに長期的な影響を及ぼす可能性があることを頭に入れておきましょう。
例えば、「どうしてできないの?」や「また失敗したの?」といった言葉。
無意識のうちに子どもを傷つける「呪い」となりえます。
これが積み重なると、自己否定の感情が根付くことに。
無意識の言葉に気を付け、ポジティブなコミュニケーションを心がけましょう。
無意識に使いがちな「呪いの言葉」例 | 代わりに使いたい言葉 |
---|---|
「なんでできないの?」 | 「どこが難しかった?」 |
「また失敗したね」 | 「チャレンジしたね!」 |
よく聞く言葉ですが、「結果」ではなく、「経過」に目を向けます。
また、「できないこと」「失敗したこと」
この事実を再確認するのではなく、その事実から「次に繋げるきっかけ」を探す声かけが有効です。
「褒める」と「けなす」のバランスを考える
「褒める」と「けなす」のバランスを保つことが大切です。
偏りすぎると、逆に効果が薄れることも。
褒めすぎると、子どもは他人の期待に応えることだけを意識しがちです。
一方、けなしすぎると、自己否定感が増幅します。
例えば、ある親が子どもを常に褒め続けた結果、子どもはプレッシャーに感じ、挑戦を避けるようになったケースがあります。
これは先ほどにもあった「結果」に対して褒めることで起こりやすいです。
そのため、褒める時も「経過」や「行動」を褒めるようにしましょう。
「100点取れてエライね」
100点を取ることに価値を見出すようになります。
点数にこだわりプレッシャーとなります。
「たくさん勉強していたのがエライね」
勉強していたことに価値を見出すようになります。
行動に対して褒めることで、いつも見てくれているという安心感も与えます。
また、失敗した時は適切なフィードバックを与えることで、安心して新しいことに挑戦できるようになります。
つまり、適度な褒めと励ましを心がけは、子どもを前向きに成長させることに繋がります。
呪いの言葉その1:「どうしてできないの?」
子どもに与える影響:恐れと自信喪失
「どうしてできないの?」は、子どもに恐れや自己否定を引き起こします。
この言葉は、失敗を責められていると感じさせます。
チャレンジ精神を奪う可能性があります。
ある家庭で、この言葉が原因で子どもが失敗を避けるようになり、新しいことを試す意欲を失ったケースがあります。
代わりに、前向きな言葉がけをしたところ、子どもが徐々に挑戦するようになりました。
代わりに使いたい言葉:「次はどうすればいいと思う?」
「次はどうすればいいと思う?」と問いかけることで、自分で考える力が育ちます。
このアプローチは、子どもが自分で問題を解決する力を身につけるのに役立ちます。
例えば、失敗した宿題に対して「どうしてできないの?」ではなく、
「次にどうしたらできるかな?」と問いかけると、子どもが考える時間を持てます。
「どうしてできないの」は原因追及に対して、「次にどうしたらできるかな」は解決策の模索です。
次にどうするかを考える過程で子供が原因を考えることは問題ありません。
ただ、原因だけを考えるだけでは次に繋がりません。
未来に目を向けた言葉かけで、子供の自己解決能力を育てていきましょう。
結果的に自分で解決する喜びを知ります。
ポジティブなフィードバックの例
ポジティブなフィードバックは、子どもの自信を育て、自己肯定感を高めます。
ネガティブな言葉ではなく、ポジティブな言葉をかけましょう。
努力を認め、前向きな挑戦を促すことができます。
子どもは親からの評価に大きく影響されます。
ポジティブな言葉をかけると、失敗を恐れる気持ちが軽減されます。
軽減された分の余裕が、新しい挑戦を楽しむ気持ちを生み出します。
失敗したとしても、自分が成長していると感じられる環境が大切です。
例えば、子どもが勉強でミスをしたときに「また間違えたのか」ではなく、
「ここまでよく頑張ったね」と伝えるだけで、子どもの心持ちが大きく変わります。
また、失敗から何を学んだかを一緒に考えることで、子ども自身の成長を感じることができます。
具体的な例を以下に示します
シチュエーション | 呪いの言葉 | ポジティブなフィードバック |
---|---|---|
勉強での失敗 | 「また間違えたのか」 | 「ここまでできてすごいよ。 次はどう工夫する?」 |
スポーツの試合 | 「なんで負けたの?」 | 「君の頑張りが光ってたよ!」 「一生懸命走っていたね」 |
家事の手伝い | 「これじゃ役に立たない」 | 「手伝ってくれてありがとう。助かったよ」 |
このように、努力やプロセスを認めるフィードバックを心がけましょう。
これにより、子どもは「やればできる」という自信を育てられます。
このように失敗した時の親の対応や声掛けがとても重要です。
特に初めて子供が失敗した時などは思いがけずあたふたしてしまうこともあります。
そんな時にしっかり対応できる準備が出来ているといいですね。
さらに詳しく知りたいという方は、さらに情報をまとめた記事があるので参考にしてみて下さい。
日常のシーンでの言い換え方法
日常の中で使う言葉を少し工夫するだけで、子どもの自己肯定感に大きな変化が生まれます。
言い換えを意識して、子どもが前向きな気持ちになれる言葉を選びましょう。
どんな言葉でも、言い方やニュアンス次第でポジティブにもネガティブにも変わります。
意図せずに「呪いの言葉」を使ってしまうこともあります。
意識して言い換えれば、子どもの心を支える言葉に変えられます。
例えば、子どもが片付けをしなかったときに「どうして片付けないの?」ではなく
「どこから片付け始めるといいかな?」と聞く。
行動のハードルを下げつつ自分で考える力を促せます。
他にも、「いつも遅いね」ではなく
「次はもう少し早くできるかな?」と声をかけると、次回の行動意欲が高まります。
以下の表で、言い換えの具体例を示します
シチュエーション | 呪いの言葉 | 言い換え例 |
---|---|---|
片付けをしない | 「どうして片付けないの?」 | 「どこから片付け始めるといいかな?」 |
宿題をやらない | 「何してるの?早くやって」 | 「宿題を一緒に始めるタイミングを決めよう」 |
失敗をしたとき | 「またミスしたの?」 | 「次はどうするか一緒に考えよう」 |
日常の言葉を少し意識するだけです。
それだけで子どもの心に安心感を与え、自己肯定感を育むことができます。
呪いの言葉その2:「いつも○○しないね」
言葉が持つ「常に否定されている感覚」
「いつも○○しないね」という言葉。
子どもに「自分はダメな存在だ」と感じさせる力を持っています。
繰り返し否定されることで、自己肯定感が低下してしまう恐れがあります。
子どもは親や大人の言葉を自分の価値基準にします。
ネガティブなフレーズが習慣化すると、自分への自信を喪失する可能性があります。
また、「いつも」という言葉が、常に自分が期待を裏切っていると誤解させることも。
例えば、「いつも忘れ物をするね」と言われ続ける子ども。
自分を「失敗ばかりする人間」として捉えるようになります。
その結果、忘れ物を減らそうという気持ちが薄れます。
さらには、他のことにもやる気を失う可能性があります。
否定的な印象を与えないよう、言葉を意識して使いましょう。
代わりに使いたい言葉:「少しずつ頑張ろうね」
「少しずつ頑張ろうね」という言葉は、成長を支える前向きなメッセージです。
子どもに安心感を与え、行動へのモチベーションを高めます。
ポジティブな言葉がけは、子どもの心を穏やかにし、自分のペースで取り組むことを促します。
「少しずつ」と言われることで、完璧を求められているわけではないと感じます。
その結果、安心して努力できます。
例えば、宿題を後回しにしている子どもに対して「またやらないの?」ではなく、
「今日は少しずつやってみよう」と声をかけることで、子どものやる気が引き出されます。
親が一緒に取り組む姿勢を見せることで、子どもも前向きになります。
言葉が以外にもその行動を促す環境作りが大切です。
注意が逸れる環境では上手くいきません。
言葉と一緒に環境にも配慮できるといいですね。
成長を肯定する言葉の力
成長を肯定する言葉は、子どもの自己肯定感を育てる強力なツールです。
些細な進歩でも認めてあげることで、自信を深めることができます。
人は自分の努力が評価されると、さらに頑張ろうという意欲が湧きます。
特に子どもは親の反応に敏感で、ちょっとした肯定の言葉が大きな影響を与えます。
例えば、「できるようになったね」と声をかけられた子どもは、次も頑張ろうと感じます。
一方で、批判的な言葉では成長が評価されず、自信がなくなります。
子どもの成長を肯定し、小さな一歩でもしっかり褒める習慣をつけましょう。
具体的な褒め方のテクニック
具体的に褒めることで、子どもは自分の頑張りをしっかりと認識できます。
曖昧な褒め方よりも、具体性のある言葉を心がけるべきです。
「すごいね」だけでは抽象的すぎるため、子どもは何を評価されたのか理解しづらくなります。
具体的な褒め方で、「どこが良かったのか」を伝えると、自信とやる気が生まれます。
例えば、「今日の計算問題、よく集中してたね」と言えば、子どもは自分が何を評価されたのか理解できます。
数字などが理解できる子供であれば「今日は10分も座って勉強できたね」などと伝えると、理解しやすくなります。
評価されることにより、次回も同じように頑張ろうという気持ちになります。
呪いの言葉その3:「あの子はできるのに」
子どもが比較で感じる自己否定感
「あの子はできるのに」という言葉は、子どもに深い自己否定感を抱かせます。
他人と比べられることで、自分の価値を見失う恐れがあります。
比較されると、子どもは「自分は劣っている」と思い込むことがあります。
これは他人だけではんく兄弟・姉妹でも同じです。
このような言葉は、競争心よりも劣等感を生み出す原因となります。
例えば、兄弟姉妹やクラスメイトと比較され続けた子どもは、「自分はダメだ」と感じてしまい、やる気を失うケースも少なくありません。
一方で、個々の努力を評価されると、安心して自分らしく取り組めます。
子どもを他人と比較するのではなく、個々の努力や成長を評価することが重要です。
代わりに使いたい言葉:「君らしい良さを見つけよう」
「君らしい良さを見つけよう」という言葉は、子どもの個性を大切にする姿勢を示します。
これにより、他人と比較することなく自分を認める力が養われます。
子どもは誰しも個性を持っています。
他人との違いを否定せず、自分の特性に気付かせる言葉を使います。
それにより、自信を持てるようになります。
例えば、勉強が得意な友達と比べられたとき、「あなたもできるよ」ではなく「君にはこういう強みがあるね」と伝えることで、子どもは自分の価値を見出すことができます。
他人と比較せず、子どもの独自性を尊重する言葉を使いましょう。
みんな違って、みんな良い!
個性を尊重した言葉の重要性
個性を尊重する言葉をかけることは、子どもが自分らしさを見つけるうえで大切です。
他人と違うことを誇れるようになると、子どもは困難にも自信を持って挑戦できます。
自分らしさを肯定される経験は、長い人生で役立つ心の支えとなります。
例えば、絵を描くことが得意な子どもに対して「君の絵は独創的だね」と褒めると、自分の個性を認めてもらえたと感じ、さらに努力を続けようとします。
個性を尊重し、子どもの独自の力を引き出す言葉を選びましょう。
他人と比べない親子コミュニケーションの工夫
他人と比べない親子コミュニケーションは、子どもの心を健やかに育みます。
お互いを認め合うことで、親子の信頼関係も深まります。
比較せずに対話することで、子どもは親の愛情を無条件に受け入れられると感じます。
このような信頼関係があると、自己肯定感が自然と高まります。
例えば、「他の子より遅いね」と言わずに、
「今日は自分のペースで頑張ろう」と伝えることで、安心してチャレンジできます。
親ができる自己肯定感を育むための5つの習慣
まずは親自身が自己肯定感を意識する
子どもの自己肯定感を育むには、まず親自身が自己肯定感を高めることが大切です。
親が自己肯定感を持っていると、その姿勢が自然と子どもに伝わります。
親が自分を認めます。
そして、ポジティブな自己イメージを持ちましょう。
すると子どもも、その姿をみて見本として学びます。
逆に、自分を否定するような態度を見せると、子どもは同じような自己評価をしてしまう可能性があります。
例えば、仕事でミスをして落ち込んだときに「自分はダメだ」とつぶやくのではなく、
「次は頑張ればいい」と前向きに言い直してみましょう。
子どもにも「失敗しても立ち直れる」という姿勢を示すことができます。
親がまず自分を大切にすること。
コレが本当に大事。
子どもも自分を肯定的に捉えられるようになっていきます。
子どもをしっかり見つめる時間を作る
しっかり見つめる時間を作ることは、自己肯定感を育てるための基本です。
親が自分を見てくれているという安心感が、子どもの自信に繋がります。
忙しい毎日でつい見過ごしがちです。
我が家も共働きで子供との時間は限られています。
ですが、子どもは親が自分をどれだけ見てくれているかを感じ取っています。
「見てもらえている」という意識は、自己重要感を育むきっかけになります。
ただ覚えておいてほしいのは重要なのは「時間」ではなく、「内容」です。
例えば、宿題をしているときや遊んでいるときにスマホを見てしまいがちな親がいます。
ほんの5分でも集中して子どもを見守り、一緒に過ごしてみて下さい。
そしてたくさん言葉を交わしましょう。
子どもの表情が明るくなることでしょう。
短い時間でも構いません。
成功だけでなく挑戦も褒める姿勢
子どもを褒めるときは、結果だけでなく挑戦そのものを評価しましょう。
これにより、子どもは挑戦する過程に価値を感じ、自信をつけます。
結果にのみ焦点を当てると、子どもは「失敗するのが怖い」と感じ、チャレンジ精神を失いがちです。
一方、挑戦そのものを褒めることで、「やってみよう」と思えるようになります。
例えば、運動会で結果が振るわなかった場合でも
「最後まで頑張ったね」や「一生懸命走っている姿に感動したよ」と褒めると、子どもは挑戦することをポジティブに捉えます。
結果ではなく、努力を見てくれる親の存在は大きな支えです。
間違えたときの言葉がけを見直す
子どもが間違えたときにどのように声をかけるかが、自己肯定感を大きく左右します。
間違いを責めるのではなく、次のステップを一緒に考える言葉を使いましょう。
間違いを指摘されると、子どもは萎縮してしまいがちです。
しかし、間違いを学びの機会と捉えます。
親が前向きな言葉をかけることで、挑戦し続ける力を養うことができます。
例えば、「どうしてできないの?」と言う代わりに、
「ここはどう考えたの?」と問いかけてみて下さい。
子どもは冷静に振り返り、次に活かそうとする姿勢を持てます。
このような言葉がけは、成長の過程を大切にする姿勢を示します。
間違いを糧にできるようなポジティブな言葉を選び、子どもを前向きに導いていきましょう。
子どもの自己肯定感を育むために親ができる言葉の工夫
「呪いの言葉」を避けるポイント
子どもに与える言葉は、親が思う以上に大きな影響を持ちます。
「どうしてできないの?」といった言葉は、意図せずして子どもを傷つけます。
自己肯定感を下げる原因になることがあります。
言葉は日常の積み重ねです。
繰り返されるほど心に刻まれます。
小さな傷はやがて、大きな傷となります。
ですから、親自身が自分の言葉を見直すことが、子どもの健やかな成長を支える一歩です。
代わりに使いたい言葉の例
ネガティブな言葉をポジティブに変えるだけで、子どもの反応が大きく変わります。
例えば、失敗を責める代わりに、次のような言葉を使ってみましょう。
NGワード例 | ポジティブな言い換え例 |
---|---|
「どうしてできないの?」 | 「どこが難しかった?」 |
「また失敗したね」 | 「よく挑戦したね。次はどうする?」 |
「あの子はできるのに」 | 「君の得意なことを見つけようね」 |
これらの言い換え例を日常で使うことで、子どもが「自分を信じていい」という感覚を取り戻せます。
たとえ結果がでなくても、挑戦する過程そのものを褒めます。
さらに認めることで、自己肯定感が育ちます。
親として意識すべき習慣
- まずは親自身が自己肯定感を意識する
親自身が自分を否定せず、前向きな言葉を使うことで、子どもにもその姿勢が伝わります。
親が自己肯定感を高めると、子どもも安心感を得やすくなります。 - 子どもをしっかり見つめる時間を作る
忙しい毎日の中でも、子どもを見つめ、耳を傾ける時間を意識しましょう。「見てもらえている」と感じるだけで、子どもは自分に価値を感じるようになります。 - 挑戦そのものを褒める姿勢を持つ
結果に焦点を当てず、挑戦を褒めましょう。
これにより、子どもは結果に怯えず、前向きに取り組めるようになります。 - 間違えたときの言葉がけを見直す
間違いや失敗を責めるのではなく、次のステップを考えるサポートをしましょう。
これにより、失敗を恐れずに成長する力を養います。
ネガティブ思考で、そもそも親が前向きに考えれないというあなたへ
まずは親自身から前向きに物事を考えてみましょう。
決して後ろ向きなことが悪いわけではありません。
ですが後ろ向きだけは、そこからは何も生まれません。
物事や結果は多面性があります。
よくある例えでは「三角錐」
横から見ると三角形ですが、下から見ると丸です。
このように物事や事実には「ネガティブ」と「ポジティブ」が存在します。
私自身も昔はネガティブ思考で、先に繋げるような考え方がありませんでした。
しかし、ネガティブ思考というのも、私が作り出した考えでしかなかったのです。
心理学的には「ラベリング」と言います。
あたかも「自分は○○だ」とラベルを貼るように意識を固定してしまうことです。
親からの言葉は絶大です。
日常的な言葉はラベリング作用があります。
若干話がそれましたが、作り出されたラベリングは自分で変えることができます。
というより、自分でしか変えられません。
「ネガティブだから無理」というように思考停止するのではなく。
「こんな時どうすればいいかな」と子供に問いかけるように前向きなことを考えてみて下さい。
こうした積み重ねがポジティブ思考、未来に向けた思考となります。
親の姿や言動、また、変化したあなた自身から出てくる言葉は、子供にも良い影響を与えていきます。